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GJファーストインプレッション【勇限会社ブレイブカンパニー】

 2011年11月08日

僕らは軽く昔、地図の上を歩いて新たな風景に心躍らせ、ひとつの冒険を自分の体験として楽しんでいた。
目の前には本当にプレーンな絵と短くまとめられたひらがなのテキストが映し出されていたけれど、対照的に豪華なイメージイラストと想像を掻き立てる魔法の属性だったり登場キャラクターの特長だったりの要素が大いに手伝って、なんとも贅沢な旅をしていた。

【勇限会社ブレイブカンパニー】。2011年10月27日発売のニンテンドー3DSタイトルにこめられた、もう一度あの旅を思い出させる仕掛けと、あの豊かな旅を未だ経験していない方々へ今一度提案したい。



■ 【勇限会社ブレイブカンパニー】とは
かつて僕らは勇者であり、王様から依頼されて「王様、これでは薬が2つしか買えません」と呟きながら旅立ち、目の前のドラゴンを倒して死角にあったであろう宝箱を開ける、なんてことをやっていたのだが、今回は立場がまるで違うと言っていいだろう。勇者を旅立たせる側なのだ。

面接に来る様々な勇者を雇い、あるいは採用を見送り、山積するクエストに選りすぐりの勇者たちを派遣し、報酬を得るとともに派遣地域を広げ、世界を平和にする企業となっていくべく経営していく。思わずにやりとしてしまう立場だ。
実際、あの頃の少年勇者だった僕らも、そんな年齢になっている、とも取れる。思わず目も細くなる。

■ 箱庭的な喜びと、ストーリーというリッチな体験
懐かしさやファンタジーRPGあるいはシミュレーションRPGのようなゲーム大好き!な僕らへの朗報を後回しにして、ゲームの誘いとしてやや違ったアプローチをしてみたいと思う。

今までに、いわゆるソーシャル系ブラウザゲームなどで見られる簡易な箱庭系ゲーム、
具体的には自分だけのお店や畑などを課金したり毎日ログインしたりしてカスタマイズしていくものを経験された方も多いのではないだろうか。
コツコツと、しかも難しいことなく運営、経営をしつつ、自分なりのこだわりなどが反映されていく、非常に中毒性のあるジャンルで、題材が自分にピッタリなタイトルは時間を忘れてプレイしてしまう。

【勇限会社ブレイブカンパニー】にも少なからずそういった魅力がある。
会社、としてあるからには、会社拡大の要素がいくつかある。
先程紹介した、派遣地域の拡大の他に、「本社城」「城壁」「施設」「土地」のアップデートやカスタマイズがあり、様々な恩恵をもたらす本社城や城下町にしていくのはやはり楽しい。

ここまでに紹介した、「勇者の派遣」→「報酬」→「会社の拡大」というリズムは、いまやお馴染みだろう。しかしここで、フルサイズの(つまり課金要素などない最大の形での)ゲームであることの魅力がある。

それがストーリーだ。

時間を忘れてしまう箱庭系ゲームでも、かなり早い段階で「どこに向かっているのだろう」と思ってしまうことは少なくない。
しかし、そもそもの目標が世界を平和にする事である以上、迷うことがないのだ。
あくまで最低限に、プレイヤーが様々な想像を掻き立てる要素がある程度に抑えているというストーリーの存在が、ただの箱庭系ゲームに比べて非常にリッチな経験をもたらすことは必死だ。

事件の合間、ただ森を移動しているだけの勇者たちは、次のストーリーを迎えるまでに、僕らの頭の中で大きく躍動しているだろう。
冒頭でも触れた、イメージを膨らませる環境には、イメージビジュアルに「小林智美」氏、キャラクターデザイン・イラストに「碧 風羽」氏、そして音楽にサカモト教授と、全力を注いでいる。
贅沢とも言える配役には、かつて勇者だった少年たちを引き付けるには必然の贅沢だった。
かつてドラゴンに「たたかう」を選択していなかった方々でも、いい旅になるだろう。


 

■ 懐かしさから、今だからこその体験へ
すでに公式サイトなどで公開されている【勇限会社ブレイブカンパニー】プロモーション映像でも明かされているとおり、このゲームのオープニングは、魔王を倒して一時の平和を得るという、"かつての"話がドット絵で展開され、そして本編は当然ニンテンドー3DSならではの表現がされている。
これはつまり、懐かしいと思える世代が、時代を追っている体験を表したものなのだ。


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gChR4KqsUz8#!

クエスト実行時のバトルパートは、隊列を組んだら基本的に自動で進行し、ここぞ、というときに勇者それぞれが持つスキルを手動で使用することになる。
基本は自動で進行するあたりはある意味今っぽいが、3D表現として奥行きのある隊列配置をしている最中に、ついつい時代の波を感じてしまった。

■ 3Dカメラとすれ違い通信
【勇限会社ブレイブカンパニー】では、ニンテンドー3DSのカメラで顔認識できるものを撮影することで、勇者を生成できる。
この勇者には二つ名(「頼りない射手」や「傷心の荒くれ者」など)とともに、様々な顔パーツから組み合わされた自動生成の顔グラフィックが与えられ、そして本編同様たまにレアなスキルを持っていたりもする。名前は自由につけることも可能だ。
友人を撮影した先から高額な契約金に文句を言ったり、友人だけでパーティを構成したり、合コンクエストに参加させて付き合わせて、やがて面接にやってくる子供に期待したりなど、と言った楽しみ方も期待できる。もしかしたら実際の合コンでも活躍出来るかもしれない。

さらに、会社なので「名刺」がニンテンドー3DSの本体機能のすれ違い通信で交換できる。
「名刺」には会社情報と雇用中の勇者の中から設定できる「代表勇者」が載る事になり、この交換した「名刺」を使用することで「代表勇者」を、なんと直接雇うこともできる。多少契約金が高くとも、誰かのオススメの勇者が雇用できるのはありがたい。

また、QRコードを生成し、勇者データの受け渡しを行うこともできる。このQRコードはニンテンドー3DS版同士に限らず、先行して配信が開始されているiPhone/iPod touch/iPad版からも表示させての受け渡しができる。
(ただし、ニンテンドー3DS版からiPhone/iPod touch/iPad版への勇者データの移行は行えません。予めご了承下さい。)

3DSのカメラを使用した勇者作成と、すれ違い通信で入手出来る名刺

■ プレイ時間・・・
公式にゲームクリアまで約20時間とは言われているのだが、こんな形のゲームでまさかストレートにストーリーを進めたりするわけがない。マップの隅々までが遊ぶ場所であり、すべて開拓したくなる。
移動手段も徒歩からストーリーの進行によって船による海路、そして勇者がダメージを受ける危険性ははらむものの、人間大砲なんていう空路まで用意されている。ストーリー本編には何度も待ってもらうことになりそうだ。

また、ちゃんと長く遊べるように"クリア後のことまで"要素が盛りだくさんに用意されているそうなので、一息ついたらまた、頼もしくなった勇者を派遣し続ける事にるだろう。

【勇限会社ブレイブカンパニー】は、最近ゲームから離れてしまっていたり、昔からやっていただいている方に、またゲームの楽しんでもらえるような作りになっている。
普段電車や自宅で携帯ゲーム機をプレイされる方にはぜひニンテンドー3DS版を。通勤中にiPhoneやiPadを触られる方はiPhone/iPod touch/iPad版を。ご自分の生活リズムにあった方でプレイしていただきたい。

 異世界から、あのキャラクターが秘書として登場する!

【勇限会社ブレイブカンパニー】公式ページ
http://bracom.channel.or.jp/

公式twitterアカウント
@bracom_info

【勇限会社ブレイブカンパニー】
◆ジャンル:RPG風・勇者派遣シミュレーション
◆プレイ人数:1人
◆対応機種:ニンテンドー3DS
◆発売日:2011年10月27日 発売中
◆予定価格:5,040円(税込)
◆CERO:A
すれ違い通信対応・3D表示対応・カメラ機能対応・タッチスクリーン対応

【iOS版】
◆対応端末:iPhone3GS/iPhone 4/iPod touch第3世代以上/iPad/iPad 2
◆配信予定:2011年夏 配信中
◆価格:第1章、第2章無料(第3章以降350円[税込])+アイテム課金


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Q. PS Vita 買う?

実施期間 2011-10-15 00:00:00 ~ 2011-12-16 23:59:59

選択肢投票数比率
216.67 %
325.00 %
18.33 %
216.67 %
433.33 %